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古式ゆかしい~乃木坂春香の秘密(7) [book]


いや読んじゃうんですよね、このシリーズというかこの手の本って ( ̄▽ ̄;

乃木坂春香の秘密 7 (7) (電撃文庫 い 8-13)

乃木坂春香の秘密 7 (7) (電撃文庫 い 8-13)

ということで“ラブ米”です。
お嬢様と平々凡々の高校生とのBoy Meets Girlストーリーです。
7冊目の今回は温泉」、「雪山」のお約束ごとを舞台にしております。

この作品はこのように使い込まれたお約束ごとを用いて2人の関係を

「3歩進んで、2歩下がる」

とじれったく進めていく典型的なラブ米ものです。
つか実際には

「10歩進んで、9歩下がる」

くらい進んでないのですが。。。Σ( ̄▽ ̄;

未読の方も多いでしょうから(つか読んでいる方、いますか?)一応これまでのお話を少し。
“乃木坂春香”という鉄壁のお嬢様がひょんなことから“綾瀬裕人”という平凡な
クラスメートととある秘密を共有し、互恵関係を気付き、それが徐々に恋心に。。。
というお話です。あれ、2行で済んじゃった f^_^;)

思春期ど真ん中の彼らですから、そこはそれ、まあそんな雰囲気もあります (* ̄▽ ̄*)
もちろん寸止めです。お約束ですね。
あとはこの作品のノリとかイキオイが読み手と合うかどうかです。
ワタシ的にはオールオッケーみたいです。気付いたら7巻まで読んでますから。。。

舞台としてこれまでいろいろなシチュエーションを取り扱ってきたわけですが、春から始まり
冬のイベントまでクリアーした2人の関係はぼちぼちターニングポイントを迎えそうです。

春香さんはその菩薩のような心が魅力的なのですが、それだけでは説明の付かない気持ちに
徐々に気付いてきたみたいです。
そしてそのお嬢様の恋の鞘当ての相手、“天宮椎奈”さんもラストで心を固めます。
次は春香お嬢様も恋心というものが

自分勝手なもので、決してきれいごとだけでは済まない

ということを学ぶのかもしれません。
カンペキがゆえになかなか成長というものが見えにくいキャラクターなのですが、
次回はこの辺りの心の動きがどうなるのか期待です☆
そういう意味では7巻は

「5歩進んで4歩下がる」

くらいはお話が進んだのでしょうか?! (-""-;)

さてこのようなベタなラブ米なのですが、この『お嬢様と平凡な少年』という
テンプレートの歴史って思った以上に古いと思います。例えば

「華族のお嬢様と書生の恋」

なんてシチュエーションも数多くの文豪が取り扱ってきたのではないでしょうか?
もちろん海外にも身分の差や立場の差というものを恋の障害として扱っているものは
たくさんあると思います。

今はいくら格差がどうのこうのと言っていても“身分”というものが過去に持っていたほど、
社会的には障害になっていないと思います。
ですがこの作品での“お嬢様”というのは“世間ずれ”という意味で作用しています。
このズレを埋めていくことが2人の関係を

互恵関係から恋愛関係へと進めていくもの

になるので、この作品の主題はあくまで「春香の成長」なんですよね。

6巻まではあまりその辺が見えてこなくて、ただ単純にどたばたを楽しんでいればよかったのですが、いつまでもそれでひっぱるにはキャラクターが“サザヱ時空”に取り込まれたものでなくてはいけませんし、大抵の場合はマンネリ化して飽きられてしまいます。
ぼちぼち作者もこの作品を着地させる気になったという事でしょうか。

他にワタシのお気に入りな部分がちょっと特徴的な比喩表現です。
ばかばかしいといえばそうなのですが、ワタシは愉快と感じるのでなんだかんだとここまで
読み続けているのだと思います。
またキャラものなので、ここまで続けてくると上手く動いてくれていないキャラクターも
出てきています。今回のルコ姉由香里せんせいはすごい空気っぷりでした ( ̄▽ ̄;
あとは春からのアニメ化が決まったとのことで、声優ネタなんかをつっこんでいますが、
こんな仕掛けをお遊びと感じるにはON TIMEで読んでいかないとキビしいですね f^_^;)

というわけでこり固まったアタマをほぐれていくのが気持ちいいこのシリーズ、次巻においては
春香お嬢様の動向がワタシ、気になります! (≧▽≦)b

 


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